旅先で、出合った
美味しいもん

コロナ禍で旅行の制約も多い今年のGWの予定は、どのように計画されていますか。旅の楽しみのひとつは「ご当地グルメ」。かつては、その土地でしか食べられなかった「美味しいもん」が、今はご自宅でも愉しめるようになりました。今年は残念ながら旅行に行くのをあきらめた方にこそ、注目いただきたい特集です。

岡山・津山の「養生喰い」って!?

津山市

写真提供:ピクスタ

津山市は、JR岡山駅から津山線快速電車で約1時間。岡山県北部の城下町です。古くから牛馬の流通が盛んな土地で、肉食が禁止されていた明治以前でも、近江彦根藩(滋賀県彦根市)と並んで、全国でも珍しい「養生喰い(健康のため、薬として食べる)」の本場だったそうです。

そんな土地柄から、牛のモモ肉を中心とした部位を干した、昔からの保存食「干し肉」や、牛の骨の周りの肉をマグロの中落ちのように骨からそぎ落とした「そずり鍋」など、牛肉を使った郷土料理が愉しめます。

新鮮なホルモンを丁寧に処理!

ホルモン

写真提供:ピクスタ

昔から農耕用の和牛を育てていたため、新鮮でおいしいホルモンが日常的に手に入っていた津山で、いまや全国的にも有名なのが「津山ホルモンうどん」。技術の進化で、より丁寧な処理が可能になり、一層美味しくなった6種の新鮮なホルモン。特別に製麺した、旨みの染みこみやすいモチモチ麺を、甘辛のタレで絡めていただく絶品の一皿です。

津山ホルモンうどん

民謡に登場する南部牛は
短角牛のルーツ

岩手県盛岡市

写真提供:ピクスタ

岩手県盛岡市は、かの有名な小岩井農場もある、古くから酪農が盛んな地域です。江戸時代から物資輸送に使われていた南部牛を唄ったのが、民謡「南部牛追唄(なんぶうしおいうた)」。その南部牛と、明治時代にアメリカから輸入した牛との交配種として誕生したのが、「日本短角種」と呼ばれる短角牛です。そのなかでも、盛岡で産まれて盛岡で育ったブランド牛が「もりおか短角牛」です。つまり「もりおか短角牛」のルーツは、「南部牛追唄」に登場していたのです。

地元レストランで丁寧に作られた
「もりおか短角牛」のハンバーグ

パイオニアファーム

黒毛和牛と比べて脂肪分が少なく、たんぱく質が豊富な、柔らかい風味の良い赤身肉が特徴の「もりおか短角牛」。盛岡でも人気のレストラン「パイオニアファーム」のシェフが、一つひとつ丁寧に混ぜて捏ねて焼き上げた「もりおか短角牛入り手づくりハンバーグ」。脂が少なく、スッキリと上質な肉の美味しさが愉しめる“ご馳走ハンバーグ”です。

もりおか短角牛入り手づくりハンバーグ